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インタビュー

クミコさん(歌手)

シャンソン歌手として80年代から活動。去年レコード会社を移籍し、新境地でさらに活躍の場を広げているクミコさんに、毎日を明るく過ごすコツを伺いました。(2014年秋号掲載)

クミコさん

1982年シャンソニエの老舗「銀巴里」でプロ歌手デビュー。2002年「わが麗しき恋物語」が、“聴くものすべてが涙する歌”として一躍脚光を浴びる。2010年NHK紅白歌合戦に初出場。2011年石巻にて東日本大震災に遭遇。 震災後、「きっとツナガル募金」を立ち上げて、石巻支援活動開始。2013年、所属レコード会社をエイベックスから日本コロムビアに移籍。現在も各方面で精力的な活動を続けている。

クミコオフィシャルサイト http://www.puerta-ds.com/kumiko/
日本コロムビア公式サイト http://columbia.jp/kumiko/

◎心と身体のためになるブログと手帳日記

朝食後パソコンに向かい、前の日にあったことを思い出してブログに書くことを日課にしています。ものすごく落ち込むことや、書きたくないことがあったとしても、何かひとつは面白そうなことを見つけ出すんです。そうやって、いやなことと上手に距離を持つことで、とても気が楽になりますね。年齢を重ねると、心や身体のこと、親の介護のこととか、いろいろ思いもよらないことが増えてくるじゃないですか。そういうときにどっぷり落ち込んだりするんじゃなくて、客観視できれば楽になるかなと思うんです。

実はもうひとつ、20年近く続けている「日記」があるんです。こちらは小さな手帳に4行くらい、その日食べたものや思ったことを、ちょっと手書きするだけ。人に見せることがないので、思い切り書いています(笑)手書きの方が自分の気持ちが明確に現れる気がするので、ストレス発散になるし、自分が何に悩んでいるのかも分かって、精神衛生上とっても良いです。ぜひオススメします!

◎信念を持って歌い続けていきたい

今は『広い河の岸辺』を、人生最後の歌にしても良い! という強い気持ちで歌っています。そんなことを言うと「どこか身体の具合でも?」と心配される方もいるかもしれませんが(笑)。たとえば演歌歌手の方はひとつの曲がヒットするまで何年もかけることも珍しくないけれど、私は今までそういう経験がない。ですから格好悪くても、泥にまみれるつもりで辛抱強くこの歌を広めていきたいと思っているんです。

昨年、日本コロムビアに移籍したのも、より多くの人に親しまれている歌謡曲を歌いたかったから。移籍後第1弾のアルバム『美しい時代のうた』では、昭和の名曲をはじめ、念願だった島倉千代子さんの「からたち日記」も歌うことができ、ひとつの目標は果たせたと思っています。これからも〝みんなに愛される歌を歌い継ぎたい〟という信念をもとに、自分にとって大切な歌もどんどん歌っていきたいと思っています。

 

クミコさんの
アクティブライフをつくる「衣・食・住」

【衣】帽子で手軽にお洒落を

帽子はお手軽にお洒落できるから、ぜひお薦めです。年齢で気になるところは出てくるけれど、帽子は被るだけで良いし、ウイッグより安くてバリエーションもあるし。どなたにでも似合う帽子は必ず見つかると思います!

【食】コンサート時の栄養補給

しっかり食べてしまうと声が出にくくなるけれど、歌うためにはスタミナが必要。という訳で、コンサート前にまずV&Vをぐいっと飲み、休憩時にはゼリー状ドリンクを。試行錯誤の末、ここにたどり着きました(笑)

【住】手帳も省スペース化

何度も引越をしていく中で、人生って多くの物は必要ないんだわ! とわかって。なるべく捨てることが基本です。そんな中でも、20年近くつけている日記用手帳は捨てずにいますが、このとおり年々小さくなっています。

投稿日:2016年6月1日 | カテゴリー:読みもの